Ama-Town Designated Cultural Property 海士町指定文化財
村上家資料館
村上家資料館
Scroll
村上家は、隠岐を代表する旧家として中世の時代までさかのぼり、鎌倉時代初期に後鳥羽上皇が海士に配流された際には、上皇よりお世話を仰せつかったとも伝えられています。江戸時代初期以降、村上家当主は代々村上助九郎を名乗り、西回り航路の開発に伴い廻船業で大きな財を成しました。
COLLECTION ITEMS
現在村上家資料館となっている村上助九郎の邸宅(1900年焼失・再建)は、5年の歳月をかけて修復され、村上家が所蔵していた中世文書を含む古文書を展示する資料館として、2014年3月に開館しました。(なお、この邸宅は海士町の指定文化財〈有形建造物〉にも登録されています)。
館内は、村上家に関する古文書が展示されているほか、慶長14(1609)年に京都から海士へ配流された公家・飛鳥井雅賢との交流を偲ばせる蹴鞠に関する品々や、京都で後鳥羽上皇に仕えていた公家・水無瀬家との交流を示す品物および後鳥羽上皇ゆかりの品なども展示されています。
高ノ間と呼ばれるこの部屋は、明治33(1900)年に村上家が再建されたときにつくられたもので、邸内で最も格式の高い特別な一室として扱われ、明治・大正の行啓の際には、皇太子殿下(のちの大正天皇と昭和天皇)の御休憩所として使用されました。
当主「村上助九郎」の名前は、隠岐の長者として江戸時代後期に江戸や京都、大阪で出版された「長者番付」に「天野助九郎」(海士の=天野)として掲載されるようになり、全国に広く知られる存在でもありました。
INFORMATIOM
大人:300 円 小人:150 円
小学生未満無料
団体(15名以上)割引・障がい者割引あり
音声ガイドあり(日英)
9:00 - 17:00
冬季休館(12月1日~翌2月末日)臨時休館あり
【お知らせ】台風接近の為、8月31日㈯は臨時休館いたします。翌日より通常開館の予定です。